財布03の作り方・制作工程です。
1.材料のカット
完成形を想定して革を切ります。さすがに財布3個連続で作成したので、あまり悩まないで決まりました。
2.小銭入れマチの加工
革を加工します。この部品は小銭入れの所なので、きれいなマチになるよう、一度水で濡らせてハンマーで叩きます。乾くと結構しっかり曲がってくれます。しっかり叩き潰すところがポイントです。
3.小銭入れの貼り付け
完成形では画像の手前側が表に出て、蓋の役目をする所です。それに合わせて、マチをボンドでしっかりとめます。ボンドは薄く塗らないと、仕上げの時点で表に黒く出てしまいみっともない事になるので、薄くしっかり塗ります。
4.マチの縫い付け
マチを縫い付けたところです。そのとき、見えづらいですが小銭入れの出し入れ口の部分にも1.5cmぐらいの革をあてて、裏から補強しています。
5.小銭入れの取り付け準備
小銭入れの後ろにカード入れを作って、本体に取り付ける準備をします。とりあえず穴開けるだけ。
6.取り付け
カード入れに小銭入れを取り付けた所です。見えずらいですが、ちゃんとカード入れはあります。小銭入れの蓋を止める工程はなぜか最後になりました。この段階でやってもよかったんですけど、気分的に最後になりました。
7.カード入れ作成
カード入れの部分を作成します。カードの厚さを考慮して、革を一枚挟んで余裕を持たせます。出し入れの形状は好々なので色々なパターンを考えたら面白いかもしれません。
8.本体に取り付け準備
小銭入れとカード入れを本体の革に取り付けます。この時、ボンドがしっかり付くように、表革で接着部分をカッターの背でしっかりけがいておくといいです。
9.本体に縫い付け
画像の上側が札の取り出し口なので、先に縫い付けます。左側と下側は財布の表革と一緒に縫い付けるので、ボンドで接着した状態のままです。
10.仮止め
札入れ部は曲がっているため、外側の革と内側の革の長さが違います。だから全体を縫う前に、仮止めをしてあげてボンドが剥がれないようにしています。
11.全体縫い
一気に縫います。注意としては結構長くってかったるいのですが、一気に縫わないと、縫う力や縫い目がばらばらになるので、ここは一気に縫い上げます。
12.小銭入れ止める
最後に小銭入れを止めます。止め具の形状に迷ってたんですけど、一番シンプルかつ使いやすいと思う方法にしました。そして、最後にフノリを全体の端部に塗って終了です。